第26回ハセツネCUP
走ろう会ではトレラン愛好者も多く、ロード、トレイルの分け隔てなく大会に出場しています。
日本最高峰の山岳耐久レースであるハセツネCUPに6名が参加しました。
ハセツネCUPは奥多摩の山々を登って降りて登って降りての全長71km、累積標高4500m、そして13時スタートということで、トップクラス以外は山で夜を越します。そしてエイドは44km地点の1.5リットルの水分のみ(50km地点に湧き水あり)。あとは自分で必要な分だけ水や補給色を背負って走らなくてはならないというとんでもなく過酷なレースです。
当日までに、実際のコースを途中まで試走したり、鎌倉でライトをつけての夜間走の練習をしたりして本番に備えました。
試走の模様
プチ滑落があったり、遭難しかけたりと、本番への不安が増大
鎌倉ナイトトレイルの模様
ライトを付けてのトレイルは結構楽しい♪
そして本番当日・・・
©allsports.jp
レースは過酷そのものでした。
私遠藤は水3.5リットルを背負っていきましたが、全然足りません・・・。
20キロ地点でほとんど尽きてしまい、絶望の中を進むことになりました。
登っても登っても、次から次へと襲い掛かってくる急登。
下りは下りで足元が悪いためほとんど走れません。
夜間はコースの脇のそこかしこで疲れ果てた人が寝ています。
©allsports.jp
目標15時間を考えていましたが、そんなに甘いものではなく、だんだんと迫ってくる関門アウトのプレッシャー。
エネルギーはとうに切れており、気力だけで目の前の坂を登っては休み、登っては休み・・・
そんなこんなでスタートした武蔵五日市の小学校へ戻ってきたのは制限時間の24時間まであと2時間と迫った午前11時。
目に飛び込んできたのは、早々にゴールしたのに待っていてくれた参加メンバー、そして応援に来てくれた走ろう会の仲間の姿でした。
この光景を僕は一生忘れることはないでしょう。本当にありがとう!
©allsports.jp
ちなみに完走率66.7%と例年に比べても極めて過酷だった中、走ろう会の6人は無事全員完走!
メンバーの中でトップのまつうらくんはなんと12時間でした!